俳句のページ水鳥の陣
吉野川河口の風景 水鳥の陣をわかちし雨の

霧雨降る雄大な四国三郎は、
水鳥達の天国。
広いデルタに真白の群れは白鷺
又鴨の羽色もそれぞれに餌を漁る群、
中洲に陣取る群、汀を静かに泳ぐ群
寒河に彩りを添える。
鳥達。
鴎の啼き声や海苔ひびを打つ波音。
雨の匂いに耳を傾け乍ら見渡すと、
墨絵のような松林、その先に広がる
藍色の海。
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福だるま小脇にぶらり子規の街

平成四年正月、俳人の数多くの句碑
を見て、松山城、城下町、湯の香り
漂う道後を散策する。

天守閣瀬戸の島見え冬雲雀

東に石鎚連峰、西に瀬戸内海遠望
因島、大三島などの宝島が見える。
松山の姫だるま
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皇居二重橋 菊日和狸に出会う御所の庭

赤坂御苑に鴉が飛びかい、狸が植
え込みの中をちょろちょろ走る。
烏瓜の実が色づきはじめ、あたりに
木の実が沢山落ちている。
皇居の森は閑かでした。

御用地の木の実ポッケに弾みおり

              (勤労奉仕団にて)
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