アメリカ編 『ラスベガス グランド・キャニオン』
不夜城の街 ラスベガスのショーやギャンブルを満喫する。
ホテルの窓からは、手を延ばせばとどきそうな満月が白く輝いていた。
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ラスベガスに遊ぶ ラスベガス散策
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地球の歴史のほとんどを費やしてコロラド川が作り続けるグランド・キャニオン
を見るためラスベガスの暁を待たず出発する。
グランド・キャニオンーセスナ機より
9人乗りのセスナに乗り換え空に舞い上がる頃、朝日が硬い岩盤や断崖、
岩の宮殿や大地に光と影をつけはじめた。
機内のヘッドホンで日本語の解説を聞く。
眼下に雄大なコロラド川が青く赤く輝きながら蛇行していた。
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グランド・キャニオンーセスナ機より
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グランド・キャニオンーインディアン村
緑の大地が広がるインディアン居住地には、今も西暦千三百年頃と余り変ら
ない生活をしている人々がいるそうだ。
日本では、足利尊氏が室町幕府を開いた頃か。

岩大地のインディアン村大気澄む
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グランド・キャニオンー展望台より
琥珀色や黄金の岩、朱や茜色に染め上げられたキャニオンの淵ぶち、
スケールの大きさに無我夢中でカメラのシャッターを押し続けた。
地上に戻ってきた私は最高のものを見た満足感で全身が熱くなっていた。
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グランド・キャニオンー展望台 グランド・キャニオンー展望台に座す
展望台で目の前に広がる大渓谷をバックに写真を撮る。2ヶ月前に崩れた岩の
塔が何かを語りかけているようだ。ラバ隊の一団が断崖を下っていた。
ラバ隊の下る峡谷秋うらら

大自然が作り上げた雄大な芸術品を心に刻みつけて、帰りのセスナに乗った。

                                                          
                    1996年(平成8年)10月2日に帰国する
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