採水日17.11.13  温度17.8℃   PH 5.9   EC 20(s/m)(電気電導度) 満石神社
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満石権現由来(みついし)

 今を去る三百年前此の地の網元橋本屋某が
田井の浜沖にて 網を操業中握りこぶし大の同
じ小石が、三回も違った場所で網に入ったので、
不思議に思って権現磯に揚げておいたところ 
毎夜異様な光を発するので霊感を感じ近くの
山に祠を建て光石権現として祭った
 
ところがその小石が次第に大きくなるので
故事に習って小池を掘り そのわき水を石に注
いで「光石よ地下に向かって大きくなれ」
とその名も満石権現と改め今もこの小池の水が
「イボ」取り 病気快癒の霊水として信仰を集め
ている。
            平成三年三月建立
満石神社
   お水をお受けの方は、容器に八分目お水を入れ
    て容器のふたをせず、神前にお供えして、病気
    「イボ」取りを、お祈り下さい。
ごんげんさんの小池
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小池の石垣に蟹が見えました。
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暮れ行く海へ二艘出航します。.
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 採水日17.11.21  温度8.0℃   PH 5.2   EC 4.7(s/m) (電気電導度) 柳水庵
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柳の水(やなぎのみず)

四国霊場12番札所・焼山寺と11番札所・藤井寺
との中間点に位地する柳水庵境内にあります。
弘法大師がこの地を訪れたとき、のどの渇きをいや
すため柳の杖で岩を突いたところ、そこから水が
湧き出したと言われ「柳の水」と呼ばれています。

その場所は、「柳之水奥の院」にあり水がしみだす
程度でした。その水が老杉の根元に閑かに溜まり
木の葉が浮かび 今にも大師様が現れるような雰
囲気に包まれ、迷いながら山道を登ってきた甲斐
がありました。伐採する音が響いています。
弘法大師が岩を突いたといわれる場所
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老杉の根元に柳の水が溜まります
険しき道、遠く山並みが初冬の光の中に
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柳水庵へ登り来て
小春日や大師の水に木樵る音




 採水日17.11.21  温度14.0℃   PH 7.6   EC 11(s/m)(電気電導度) 大泉小泉
大泉小泉(おおいずみこいずみ)

神山町阿野にあるこの湧水は、簡易水道の無い
時代の共同井戸の名残で、今でも付近の人々に
より利用されています。この地域では梅の栽培が
盛んで、2月中旬から3月中旬の梅まつりでは、
この湧水を使って野点が行われています。

湧水は、大泉から小泉に流れます。小泉から
溢れた水が、また自然に返ります。
泉の縁の深い苔に、赤いたわしや銀色の柄杓に
里人の優しさが伝わってきます。
... 家ごとに柿がたわわに熟れている
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大泉小泉 
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小泉
山ふところ木の葉沈めて冬泉
大泉小泉の近くに「石風呂」があります。
この石風呂は中で火を燃やして熱くしぬれ莚などを
敷いて石の熱気と湯気に浴する蒸し風呂で今の
サウナのようなものである。

往時阿波藩の姫君が病気をいやす為「多田家」に
逗留しこの石風呂を利用したと言われている。

石風呂
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採水日17.11.21 温度13.4℃  PH 6.7 EC 4.7(s/m) (電気電導度)鶴林寺への遍路道
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水呑大師の水(みずのみだいしのみず)

水呑大師の水も、弘法大師が杖を突いたところ、
水が噴出したと言われる伝説の場所である。
生名から四国霊場二十番札所「鶴林寺」へ登る参
道の途中にあり、今でもこんこんと水が湧き出して
います。

のどを潤しましたが流れ出た水に細いへんろ道は、
足元がおぼつかない。携帯電話で交信しながらの
下山です。途中みかんを頂き食べながら、名水
の旅もひと区切りです。

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水呑大師
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水呑大師の水場
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詩のこみち 掲示場

みかん山から「鶴林寺」への遍路道を登ります
みかん山から生名の里

遍路道登れど遠く携帯電話に身を任せて.
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水求めへんろ道来てみかん狩る





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