今月の歌   第53回  [2004年5月]


                    詞:北山修 曲:坂庭省悟
 近年、きたやまおさむさんは「レクチャー&ミュージック」と銘打って、トークと音楽を織り交ぜたコンサートを年1回(場所は2カ所程度)行っています。
今年は5月4日大阪サンケイホール、5月5日京都会館第2ホールで行われました。サブタイトルが「日本語の美しさ〜はかなさと歌〜」となっていましたが、内容的には昨年亡くなられた坂庭省悟さんを偲んだものでした。

大阪も京都も、ほぼ似た内容のコンサートだったと聞いています。
まず、きたやまさんが登場して挨拶。いつもならレクチャーがあるのですが、今年は音楽でスタート。城田じゅんじ、平井宏、松崎博彦、兼松豊のインストゥルメンタル演奏が6曲続けてありました。
   せめて今夜だけ
   Gold Watch and Chain
   Sally Gardens
   ロンサム フィーリング
   海原
   500マイル
いずれの曲も省悟さんが生前に唄っていた曲です。このレクチャー&ミュージックは省悟さんが元気であればいつもお手伝いしていました。演奏を聴いていると、どこからか省悟さんのハスキーな歌声が聞こえてきたような気がしました。

その後はレクチャーがありました。テーマは『対象喪失(object loss)。
きたやまさんも省悟さんが亡くなられたことは非常に残念でたまらなかったはず。人の死をどうやって乗り越えていくのか?それを考えることにより人間として強く生きることができる。そのようなことを言っていました(ちょっと曖昧)。(「死を考える人ほど、充実した人生を送っている」という結果があるそうです)。

後半でもレクチャーの後、きたやまさんと省悟さんが作った曲「西瓜太郎」、「別れの歌」、「さよなら青春」が唄われました。アンコールで「あの素晴らしい愛をもう一度」を唄い終わった後、舞台のスクリーンに「男の子だから」のレコードジャケットが・・・・・それに合わせて省悟さんの歌声が聞こえてきました(平井さんもエレキピアノも加わります)。
     ぼくは港だ手をふるよ

きたやまさんと作った「港」という歌です。
スクリーンの写真はレコードジャケットの他にも、プライベートの写真やヒューマンズーやきたやまさんとの写真も出てきたような気がします(最後に省悟さんの歌声が聴けると思っていなかったので、もうボロボロです)。
君はひとりで生きていけるか 涙を見せずに
今度振り返った時はだれもいない だれもいないよ
困っていても君の呼び声は 聞こえてこないだろう
さよなら ララララ さよなら ララララ
このようなコンサートを企画してくれた、きたやまさんにありがとう。
そして省悟さんありがとう。

※この曲が聴けるCDは「ヒューマンズー オリジナルベスト」です







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